パリオリンピックの板飛び込み代表に内定した三上紗也可さんをご存知ですか?
競技を始めた時は高飛び込みをしていましたが、
怪我が原因で競技を変更しました。
今回はそんな三上紗也可さんの高校や大学、
競技変更の理由など見ていきたいと思います。
三上紗也可のプロフィール
引用元:SponichiAnnex
生年月日:2000年12月8日
年齢:23歳(2024年3月現在)
出身地:鳥取県米子市
身長:155cm
趣味:読書・K-POPを聴くこと
三上さんは小学2年生の時に飛び込みを始めました。
学校で飛込教室の案内が配られ、それを見た母親から勧められ始めたそうです。
小学4年生から指導をしてくれたのは現在も師事している、
安田千万樹(やすだちまき)さんです。
安田さんは1994年広島アジア大会男子3m板飛び込みで
銅メダルを獲得しています。
三上さんは高飛び込みと板飛び込みを並行して取り組んでいましたが、
途中怪我が理由で板飛び込み1本に絞りました。
詳しくは後で紹介しています。
そんな三上さんはどんな学校に通っていたのでしょうか。
三上紗也可の高校や大学はどこ?
引用元:日刊スポーツ
高校卒業後1年間は競技1本の生活をしていましたが、
東京オリンピック内定後、日本体育大学に進学しました。
日本体育大学体育学部
鳥取県立米子南高等学校
ビジネス情報科と生活文化科がある県立高校です。
卒業生には川中香緖里さん(ロンドン五輪アーチェリー女子団体銅メダリスト)
ボクシング日本代表の木下鈴花さんがいます。
鈴木さんとは高校・大学で同級生です。
日本体育大学体育学部
三上さんは2019年に高校を卒業後、
「目標をかなえるには退路を断つことも必要」
という安田コーチの言葉や、
「環境を変えたくない」という気持ちから進学はせず、
1年間は地元で競技に集中していました。
しかし、東京オリンピックに内定し
オリンピックを目指すための練習環境や
スポーツ科学を学びたいという気持ちから、
2020年4月から日本体育大学体育学部に進学しました。
そして2024年3月に卒業しました。
同級生には東京五輪ボクシング日本代表の
入江聖奈さん(小学校・中学校も同級生)がいます。
板飛び込みに1本に競技を絞った理由は?
引用元:Yahoo!ニュース
三上さんは、
シンクロ板飛び込み
高飛び込み
を並行して行っていました。
板飛び込み
ジュラルミン製の飛び板の反発力を利用して飛び込む。1mと3mがあります
高飛び込み
弾力のない固定された飛び込み台から飛び込む。5m、7.5m、10mがあります
シンクロナイズドダイビング
2人1組のペアが同時に飛び込みを行います。
引用元:読売新聞オンライン
三上さんが過去にいくつか怪我をしています。
・肘の靭帯損傷
・後頭部の打撲
腰椎分離症
三上さんは中学3年生の時に「腰椎分離症」となります。
復帰までに1年近くかかりましたが、無事復帰しました。
復帰後には素晴らしい成績を残しています。
2016年、高校1年の時には高校総体で優勝、
2017年、2年では高飛び込みの日本室内選手権で優勝
2017年の3mシンクロ板飛込で宮本葉月さんと組んで優勝しました。
この腰椎分離症には2度なったようです。
左肘靭帯損傷
高校3年生の2018年5月には、高飛び込みの大会での入水時に
左肘の靱帯を損傷してしまいました。
これが板飛び込みに専念する原因となりました。
後頭部の打撲
その後も怪我はあり、
高校3年生の夏の合宿中には、板に後頭部を強く打ち付けてしまい、
脳震盪を起こしました。
この影響で一時的に記憶障害となりましたが、これも乗り越えました。
これだけ大きな怪我を何回もしていると、恐怖心とか生まれそうですが、
怪我を乗り越えて、現在も競技を続けることができているのはすごいですね。
怪我を乗り越えて掴んだオリンピック日本代表
引用元:朝日新聞デジタル
これらの怪我を乗り越えた
翌年の2019年には世界選手権で5位に入賞し
東京オリンピック日本代表に内定しました。
東京オリンピックでは決勝進出はなりませんでしたが、
2024年のパリオリンピックの日本代表にも内定しています。
三上さんは女子では世界でも数人しかできない大技の
「5154B」(前宙返り2回半2回ひねりえび型)
を持っています。
パリではこの大技を決めて、決勝まで進んでほしいです。
まとめ
三上紗也可さんの高校や大学、
板飛び込みに絞って競技に専念するようになった理由などを見てきました。
大きな怪我をしても乗り越えることができる精神力はすごいですね。
これ方の活躍にも注目です。
お読みいただきありがとうございました。